なにをやってるか?の、説明。
いよいよ仕上げの「開花」作業をしています。
さかのぼって話をしますと・・・
プリザーブド・フラワーというのは・・・
生花を「プリザーブド液」という特殊な保存液で加工したもので・・・
「もともとは生花なんだけど、何年も長持ちする」っていう、すっごーい加工技術なのです。
プリザーブドの花は、さわってみると、花びらとかやわらかくて、みずみずしい感じも残ってるんで、ドライフラワーや造花なんかとはあきらかに違う風合いなのです。
プリザーブドの作りかたとしては・・・
バラならバラをプリザーブド液にチャプンとつけると、透き通った透明なバラができます。
そこに、今度は色のついた液体にチャプンとつけると、真っ赤とかオレンジとか、着色されたバラになるのです。
なので、本当はそんな色のバラはないんだけど、真っ青とか真っ黒とか抹茶色とか・・・
あらゆる色がつけられるわけです。
今ではバラ以外にもカーネーションとかアジサイとかランとか・・・葉っぱもいろんな種類がいっぱーい作られています。
プリザーブドをこの加工の段階からやるお教室もあるんだけど・・・
液がとても高価なことや、技術的にとても難しいので、美しく仕上げられなかったりするんで・・・
一般的には、専門の業者が加工した完成品を材料として買うほうが多いです。
そのままだと、花びらがきゅ!っと締まっているので・・・
グルー(ホットボンド)を使って、花びらを外側を広げる作業をします。
このメーカーのバラには「ガク」が残っているので・・・
このガクにグルーで花びらを接着させることで。花びらが外側に開く仕組み。
これ、どの本にも載ってないやりかたです。
本に載ってるのは・・・「花びらを全部バラバラにして、1枚ずつ再構築する」とか・・・
あとは「茎からカッターで切断して、グルーの山にのせて花びらを広げる」とか・・・
どのやり方もワタシは上手くいかなかったんで、自分でラクな方法をあみだしちゃいました。
(桃ちゃんはできるんだけどねえ・・・)
ゴージャス感が出るでしょう?
ボリューミーなほうが、ウケがいいので、めんどうだけどバラは全部こうしています。
バラは全部で、大中小、合わせて・・・56輪!!!
まあ、こういう単純作業は嫌いじゃないんで、気分的には楽しいんだけど・・・
腰と手首が若干、・・・あはは。
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