THE「ひとの話をきけ」
呈茶ちゅう・・・
「お茶ください」
「はい、どうぞおめしあがりください~。」
「んー、・・・私、このお茶いただいたから飲んだことあるんですけど、こんな味出なかったんですけど、なにが違うんですかね?」
「そうですね、こちらはティーバッグなんですけど中身が煎茶なので、わりと味が変わ・・・」
「熱湯がいけないのかしら!?」
「そうですね、熱湯はちょっ・・・」
「お湯の温度って、どれくらい?」
「こうやって湯のみにお湯を入れていただいて、手で持っていられるくらいがちょ・・・」
「これって、ターゲットはどのへんなんですか!?」
「(へ?)」
「どの辺の人をターゲットにしてるのかな?って。」
「企画ははっきりとは聞いていないのですが、ティーバッグですので、おそらく幅広い年代・・・に・・・」
「いま、急須って持ってない人多いじゃないですか!?」
「・・・そ、そうですね、なのでティーバッグの形にして・・・急須をお持ちでない方にも・・・煎茶を・・・と・・・」
「若い人じゃなくて、年寄りとかでも「うちにはない」とか言うんですよ!!」
「・・・そ・・・ですね・・・」
「京都の人とかでも持ってないとか言う人いるんですよ!!!」
「・・・そう・・・です・・・か・・・」
「そういう人に、お湯の温度とか言ってもわかってもらえないんですよねえ!!!」
「・・は、・・・はい・・・」
「そういう人にね、どうやって売りこむのかなって!?」
「・・・そうですね・・・急須はとくに・・・いらない商品ですので・・・」
(ここで、開発にかかわったおじさま(=救世主)が登場!)
「すこーし冷ましてもらったらいいんですよ~、煎茶なん・・・で・・・」
「だからね、どのあたりがターゲットなのかなって!?急須がないじゃないですか?いまはね!そういう人に・・・%#*÷・・・お湯とか・・・&%#×$・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(苦笑)」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(お茶淹れに没頭)」
・・・『あなたが飲んでくれるなら、それでいいんです』とは言えないけど、それにしても圧迫がきつかった・・・
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