ものすっごく古い本です。
山と渓谷社「アルパインガイド」昭和36年発行なんと\150!
地図と一緒に、グレッグ父の遺品から発見されました。
昭和36年って、もしかしたら父が独身の頃かもしれない~。

よく、こんなもの何十年も持ってるよな~!って、モノ持ちのよさにあらためて感心。
実はこの本、ワタシ達が遊んでいる「ナントカ岳」の本。
開いてみたら、あちこちに赤線
が引いてあるんです。
これをみると、「・・・ここまで電車で移動して・・・この登山口から出発して・・・このルートで登ったのか~!」っていうのがわかってビックリ!
(父とこの山は、1都2県も離れていた。
)
赤線通りに登っていたとすると、ここの最高峰を登頂してることになるんだけど、ホントに登ったとしたら・・・。
(ワタシにとっては)ひええ~!
ヒマラヤの途中まで登った人だから、この程度の山なんてアサメシマエなんだろうけど。
いつ登ったのか・・・日帰りで行ったのか・・・山小屋を利用したのか・・・山頂はどんなふうとか。
今になってみると、そこそこ質問できそうな自分になっているのも驚き~。
巻頭の写真が全部白黒で、しかも蒸気機関車が走ってたり。
登山者のザックが、スナフキンが使ってそうな「帆布製」のでっかいのだったり・・・。
←この牧場の写真は、この間、ワタシが歩いた牧場だったりして。
こんな「初心者:ハイキング向けルート」なんて、歩いてるわけないよね~?と、思いつつ、もしかして父が足慣らしで通ったかも?とか、あの分岐は、昔はどうだったの?とか・・・。
昭和の(あるいはもっと前から)このルートがあったなんて、なんかすごいし・・・。
(泣くほどくやしいわけじゃないけど)、「なあ~んだ登ったことがあるのか~。・・・ちょっと聞きたかったなあ~・・・
」って、やっぱりちょっと残念。
今度、実家に行ったら、このあたりの写真が残ってないか、探してみようと思うけど、「いい思い出は、冥途まで持っていっちゃったかな~?
」
最後まで父親っぽくなかったし、「山男」とはこういうものかと・・・。
この本で、父との距離を近くに感じたり、やっぱり遠かったなと感じたりしてます。
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