濃霧ひとりぼっち
2月に入ってからほとんど雪のない状態でしたが、木曜あたりから急に雪が積もりはじめて、おかげで2日間とも雪を楽しむことができました。
ところがこの日は「濃霧注意報」。
森のロッジに到着して、「夕飯までちょっとお散歩・・・」って歩き出したら、みるみるうちに濃い霧が流れてきました。
時刻は16時ごろ・・・あたりは真夜中のような静けさに・・・
風もなく、鳥の声もとまって、聴こえるのはワタシの足元の雪が「ぎゅ!ぎゅ!」っていう音だけ・・・
「・・・シ~~~ン・・・」って、あたりに書いてあるみたいでした~!
(表現がマンガ並み。)
この感動を写真で表現できないかと頑張ったんですが、レンズは曇ってくるし、あたりは暗くなって写真は暗くなるしで・・・
結局、最後はあきらめて、「この、めったにない経験をマンキツしよう!」と決めた次第です。
(ホント、写真ってむずかしい~・・・)
その霧は、まるで、「濡れた綿のような」感じでした。
かなり湿った霧で、もちろんあたりは雪の森の中ですから、かなり寒いですし。
夕食のときにお店の(地元の)方にうかがったんですが、「この雪の季節に霧が出るのは珍しい」らしいんです。
どれくらいの珍しさかわからないですけど、ずいぶんと貴重な経験をしのは確かなようです。
森の中をノロノロとさまよって、最近までのバタバタとした忙しさが・・・ウソのようでした。
まだ、片付いてない仕事とか、花屋の魔の3月とか(ワタシがそう呼んでるだけ)・・・人間カンケーのこととか。
冷たい空気を吸い込みながら、いろんな思いをクールダウン。
この気持ちのいいひんやり感の中で、「ワタシも最期はこの感覚に包まれていたいな~・・・」って、思ったり。
またちょっと哲学チックな気分になって、初日は暮れていきました。
(もっと、建設的なこと考えられないんだね~?)
「自分探し」は終わって、今は「自分整え」の毎日です。
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コメント
いいなぁ・・・こんな優雅なひととき。
しばらく経験してないです。というより、ひとりでいることがキライなので、ムリかも。騒がしくしていたほうが落ち着く人なので、常に物音が。
寝てる間はわからないですけど、ラップ音とかでも落ち着くので
投稿: 964 | 2009/03/02 15:17
ま~た~!そういう、「ラップ音」談義をー!

こわいこわい・・・
964さんは、寂しがりさんなんですね~?
ワタシって、ココで見ても一人のことが多いですよね~?(自分でビックリ。)
こんな静けさは、ラップ音の人も怖いって思うかもしれませんね~?
)
(「コワいよ~!」って、迫ってくる幽霊なんてヤダナー!
投稿: C.J.グレッグ | 2009/03/02 20:57
うーむ、この霧のしっとりさ加減…。
お肌が潤いますね!!(違)
投稿: 鷹崎 湊 | 2009/03/03 11:31
そうそう、寒くなきゃ~スっ裸で・・・
(違うか~!)
投稿: C.J.グレッグ | 2009/03/03 14:46
霧、すごっ・・・
滅多に体験できないような濃霧ですね
こんな濃霧は大人になってから体験したことがないかも。
確かに、雪+霧はないですね~。
猛吹雪で濃霧よりも視界がないことは年に数回ありますが
世間は「おくりびと」で盛り上がっているので、ついつい"最期"の方へ思考が向いたかな?
(この濃霧で明るい事を考える方が難しいような・・・
投稿: ikupy | 2009/03/03 15:49
そうですね~。映画はまだ観てないですが、ニュースで観て、去年の「納棺」のときを思い出してました。
納棺のときはどうでもいいけど、最後の意識のときは、ココを思い出したいな~・・・なんて思ってました。
なぜ?
やっぱ、雪&霧ってのは、珍しいんですね~?

地吹雪とかじゃー外に出ていられないだろうから、観光客にはこれくらいにしておいて欲しいもんです。
投稿: C.J.グレッグ | 2009/03/03 17:01